エンプラスの分析
前回に引き続き、エンプラス(7/31)時点の分析を掲載します。
エンプラスは急騰し、後出しみたいな感じになってしましましたが。
セグメント概要
エンプラスのセグメントは、
Semiconductor(売上構成、55.5%,利益73.8%)ICテスト用ソケット、バーインソケット
Energy Saving Solution(売上構成、55.5%,利益73.8%) エネルギー効率化に使用されるギヤなど
Digital Communicaation(売上構成、8.9%,利益18.%) 光通信関連機器など
Life Science(売上構成、7.3%,利益-7.2%)遺伝子検査用製品など
上記は2023年3月のデータです。
メインは、Semiconductor事業で、ICテスト用ソケットや、バーインソケットになりますね。
業績トレンド
業績では、2023年に売上高過去最高を記録しています。
為替の影響も大きく、海外売上比率は80%です。
成長ドライバー
エンプラスにおける各事業の成長ドライバーを記載しました。
Semiconductor:サーバーや自動車用途の需要拡大。
Energy Saving Solution:EV化の流れに伴う需要拡大
Digital Communicaation:データトラフィック量の増加に伴うデータセンター需要の拡大
Life Science:遺伝子検査市場の成長、臨床現場即時検査やホームユースの臨床検査デバイスなどの需要拡大
株価指標
PBRは1ばいを超えている時期はあるものの、近年では1倍を下回る期間が長い
7月末時点は、PBR0.92倍
7/28における各指標は、
ROEは10.56倍
PERは9.0倍
自己資本比率85.3%
配当利回り1.18%
ネットD/Eレシオ -41.7%
ROEが高いのにも関わらず、PBRは1倍を下回る水準となっています。
ネットキャッシュであり、株主還元の拡大余地も存分にあります。
目標株価
マネックス証券にある、アナリストコンセンサスを元に目標株価を算出してみました。
25年におけるEPSを703円として、
PER12.5倍で、8788円
PER15倍で、10545円
一方、ダウンサイドは2023年初来のPBR0.71倍で計算して、3701円としました。
終わりに
今回の分析は1Q決算の直前に分析でしたので、
買いたかった数量の1/4しか買うことができませんでした。
また、2年先を業績予想から目標株価を算出しており、1週間もたたずして目標株価に近づいたので、資金効率も高く、別の銘柄分析を実施した方が良いと考え、今回は利益確定をし、分析を終了しました。
5090円で購入、8680円での売却でした。
良い銘柄探しは、継続していきます。